2026年4月の富山湾は、春の風物詩であるホタルイカが接岸するシーズンの真っ只中であり、メバリングにおいても『ホタルイカパターン』が成立しやすい最盛期を迎えています。ただし、ホタルイカの接岸状況により、メバルの活性も大きく変化するため、接岸状況・潮・天候を踏まえたルアー選択やレンジ攻略が釣果を左右します。
本記事では、2026年4月の富山湾で実際に行ったメバリング釣行をもとに、以下を中心に記事にまとめました。
- ホタルイカ接岸状況とメバルの反応
- ルアー選択のポイント
- レンジ攻略の具体的アプローチ
ホタルイカが見えていない状況での攻め方から、ホタルイカを意識した魚へのアプローチ、プラグとワームの使い分け、さらには「ズィークイッド」を使ったレンジ攻略まで、実践的な内容をご紹介します。
これから富山湾でホタルイカパターンのメバリングに挑戦する方や、釣果を伸ばしたい方に役立つ内容になっています。ホタルイカパターンの全体の内容を知りたい方は下記の記事もおすすめです。
2026年4月上旬の富山湾ホタルイカパターンの状況
釣行当日の天気、潮、海況
釣行日当日の天気や潮、海況は以下です。
- 釣行日:2026年4月6日、4月8日 いずれも21時半~23時
- 潮汐:中潮
- 天気:曇り
満月終わりの中潮のタイミングで、月がまだ大きい状況でした。しかし、月の出が4月6日で22時半頃、4月8日に関しては深夜0時を過ぎてからになります。そのため、釣行日は21時半と早めの時間帯から開始することで月がまだ出ていない状況で釣りをすることが出来ました。
釣行日周辺のホタルイカ接岸状況
満月終わりのタイミングということもあり、釣行日前のホタルイカの接岸はほとんど情報がない状態でした。しかし、釣行日から数日にかけて、月の出のタイミングが徐々に深夜帯に移行し、月のない状態で釣り出来る時間帯が長くなっていきます。
ホタルイカは月が出ていない状況の方が身投げしやすいと言われています。私自身も満月の日も新月の日もホタルイカパターンの釣行を何度もしたことがありますが、月がない状況の方がホタルイカの遭遇率が高いと感じています。
なので、釣行日は徐々にホタルイカの身投げが起きやすい状況になりつつあるタイミングになります。したがって、ホタルイカさえ出れば魚の活性も一気に上がりやすいタイミングといえます。
ホタルイカパターンを考慮したルアー選択のポイント
実釣日の状況から考えるルアー選択のポイントについて紹介をしていきます。
ホタルイカが確認できない状況でのルアー選択
まず、実釣日は海岸を見渡しても発光もなく、ホタルイカの姿が見えない状況でした。
そんな状況の時は、一投目からホタルイカパターン専用のルアーを投入するのではなく、通常の6cm程度までのメバル用のプラグから攻めるようにしています。ホタルイカを意識していない時は、ショートバイトが多く、大きなホタルイカパターン用だとヒットに至らないことも多いためです。
最初に投入したのは、ラッキークラフトの『ストリームドライブ』。私の釣りの中では出番が多く、実績の高いルアーです。このルアーは波動が強すぎず、弱すぎずの絶妙なバランスでメバルの口を使わせやすいのではないかと思います。
同じ立ち位置からキャストする方向を変えて反応をうかがうと、ショートバイトはある様子。アタリが頻発するコースを丁寧に1.5~2秒/回転のスピードでトレースするとヒットさせることが出来ましたが、巻き上げ途中にフックアウトしてしまいました。
なかなかの引きで良型であることは確実であっただけにとても残念です。
少しでもホタルイカを意識している魚がいるときのルアー選択
初めに小型のメバル用ルアーで探りましたが、ホタルイカの姿が見えなくとも、海底付近を漂って接岸している場合も中にはあります。そのため、ホタルイカの姿が見えない状況でもホタルイカを意識している魚がいるであろうと仮定して、ホタルイカパターン用のルアーも投入してみることをおススメします。

今回はこれが功を奏し、ホタルイカパターンの実績ルアーである『ズィークイッド75SSS』に変更した途端、強烈なアタリが出て、28.5cmの良型メバルが釣れてくれました。
ルアーを変更するとアタリ方も変化します。
ホタルイカは見えないが、海中には接岸個体が存在し、大きめのルアーに反応した可能性が高い
今回は、このような状況だったのではないかと推測します。
その証拠として、

釣れたメバルからホタルイカが実際に出てきました。ほとんど消化されておらず、原形を留めていることから、少なからずホタルイカの接岸があったのではないかと思います。
プラグで食わない渋い状況は「ジグヘッド+ワーム」で攻略
ルアーのローテーションはプラグだけでなく、ワームを投入してみることも有効です。
散々プラグを投げ倒してスレてしまった魚に対しても、ジグヘッド+ワームでネチネチと攻めることで再度反応が出ることもあるのです。
今回もメバルプラグではショートバイトがあるものの、なかなかヒットに至らない状況がありました。
そこで、1.3gのジグヘッドに2インチのワームに変更してみたところ、一投目で釣れてくれました。

今回、釣れたアクションは基本巻いて止めての繰り返し。
止めを入れるのは『食わせの間』を与えてあげるためです。また、時折ロッドの先をチョンチョンと小さくあおり誘うのも効果的。
レンジ攻略のアプローチ方法
表層を探るときのアプローチ
ホタルイカパターンでは表層を探ることは基本の探り方になります。ホタルイカは浮遊するように泳ぐため、水面直下を浮遊させるように探れるフローティングタイプやスローシンキングタイプのルアーが多いためです。
フローティングタイプであれば、
スローにただ巻き or ノーアクションのほっとけ釣法
これが効きます。
また、スローシンキングタイプでは、
着水後、すぐにリトリーブ開始し、ゆっくりとただ巻き
これが基本になります。
沈めて探るときのアプローチ
ホタルイカパターンで沈めて探るとき、私はズィークイッドのスローシンキングまたはシンキングを使用します。
ズィークイッドのシンキングのスペック重心移動システムを利用することで任意のレンジをトレースできます。
方法としては、
任意のレンジまで沈めてからロッドをあおりウェイトを戻す(重心移動させる)
この手順で、狙ったレンジまで意図的に落とすことが出来ます。カウントは20~30秒、またはそれ以上とることもあります。ポイントの水深やストラクチャーの有無でカウントは根掛かりしない程度に調整をしましょう。
10秒、15秒、20秒と刻んで何か底の障害物に触れる感触があれば、それ以上は沈めないというように、上から探ることでむやみに根掛かりさせずに探ることが出来ます。
ホタルイカルアー「ズィークイッド」でのレンジ攻略で良型連発
今回の実釣時も十数秒沈めてからウェイトを戻し、ロッドをゆっくりとさびいてルアーをゆっくりと横移動させると、何度も同じコースを別のルアーで通したにもかかわらず、再度アタリが出始めました。
レンジを変更するだけでも魚の反応は変化する
この日は活性はそこまで高くないのか、なかなかフックアップしない状況でしたが、アタリが無数にあるので、何度も同じコースを通して魚を掛けにいきます。
即あわせはせずに、ゆっくりとひと呼吸置いてからあわせを入れるとヒットに持ち込むことが出来ました。

良型のアカメバルがヒット!
さらに同じ要領でトレースすると連続ヒットに持ち込むことが出来ました。

実釣結果と考察
2026年4月上旬の本釣行ではホタルイカの姿が見えない状況でも海中には接岸個体が存在していた可能性が高く、メバルはホタルイカを意識している様子でした。
しかし、食いが非常に良いというわけではなく、ルアーやトレースコースを工夫しながら釣る必要がある状況でした。今回の釣行のポイントを下記にまとめます。
- ホタルイカが見えずとも接岸していて、魚はホタルイカを意識している
- ホタルイカルアーに限らず、メバルプラグやジグヘッド+ワームで狙うことも大事
- 反応が悪くなったときは、あえてレンジを入れてトレースすることも効果的
使用タックル

ロッド
・22コルトプロトタイプ 782ML-HS
メーカー:オリムピック
ルアー許容範囲:~20g
リール
・16セルテート 2004
メーカー:グローブライド
ライン
・アップグレードX8 ペンタグラム 0.4号
メーカー:XBRAID
リーダー
・BLACK STREAM 2号
メーカー:サンライン
ルアー
・ズィークイッド75SSS
メーカー:アグア
カラー:クリア新月ピンク
ジグヘッド
・モサヘッド 1.3g
メーカー:ドリームアップ
ワーム
・ピーワン
メーカー:BRISH
カラー:極アミ
最後までお読みいただきありがとうございました。4月はホタルイカ掬いもホタルイカパターンも最盛期に差し掛かり、人が多くなるタイミングです。トラブルなど起こさないよう、立入禁止の場所には入らない、駐車場所には配慮するなどのマナーを守って楽しみましょう。
